デッキの基本構造

★★基礎石+束+大引+根太+上板の標準的な構造★★

束石(基礎石)

束石はウッドデッキ全体の荷重を受ける重要な部分
・ウッドデッキ全体をささえる
・地面の湿度から木を守る

大きさは T50 x W250 x D250mm 程度のものを使います

束+大引+根太

束材:
基礎部分と大引き材の間にありウッドデッキの重量を支え、デッキ面の水平を決定する重要なセクション
大引き材:
束材の上に位置して根太材を受ける部材、断面積は根太材のおよそ2倍程度です
根太材:
大引き材の上に位置しウッドデッキ材を直接ビス止めする部材、根太間寸法はデッキの厚みにより変化します

デッキ上板

ウッドデッキの床面を構成する大事な部材です、いろいろなデッキ材が売られていますが以下のポイントをしっかりと押さえてください
ポイント1:デッキ材の硬度はあるか?(歩行によりすり減るようだと早く腐食します)
ポイント2:耐朽性(腐食に対する強さ)の高い樹種であるか?(白っぽい針葉樹は防腐処理をしないと早く腐ります)
ポイント3:人工乾燥されて含水率が16%以下でしょうか?(含水率が高いと割れ、収縮、反り曲がりが起こり易くなります)

フェンス支柱

フェンスの支柱は60ミリ角または 90ミリ角を利用
支柱は大引き材や根太材にコーチボルトで固定し立て込みます
補強としてコーススレッドを打ち込みます

フェンス材

ウッドデッキの周囲を囲い転落防止、防犯、視線の抑制、美観の向上などを図る目的で使用されます
フェンスのデザインは様々で、完全に視線を遮るウォールタイプ、視線を遮りながら通風を確保するルーバータイプ、縦桟/横桟のみのタイプ、大きな開口部を持つクロスタイプなどがあります

笠木

フェンス支柱の上に乗せるように取付ける部材で、支柱の木口を隠し、さらに手摺としても使われます
機能性、デザイン性から考えると、支柱の寸法より20mm~30mm大きい巾の板材が良い

幕板

ウッドデッキを装飾することを大きな目的として使用される部材です
基礎から組み上げた大引き、根太材などが直接目に触れないようこの幕板で覆います
小動物の浸入を防ぐ役割もあります

このページに示したものは、一般的な構造です
デッキ材の寸法や樹種によりいろいろな作り方がありますので、ひとつの参考としてお考えください

ご質問は お問い合わせ のページからどうぞ
電話番号 03-6903-2535